ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

母子分離できないのは悪いこと?問題行動?

こんにちは、ABAセラピストのインフィールドフライです。

今回のしゃべくりABAでは、「母子分離できない」お子さんについてです。

チルドレン・センターでセラピーをしているお子さんの一例を紹介します。

普段のセラピーでは、ABAセラピストとお子さんの二人で、お母様は別室でセラピーを行っていました。
ところが、お子さんが熱を出した翌週のセラピー中に何度もお母様がいる部屋に行き、
お母様にセラピーしている部屋にいるように要求を出していました。

熱はもう下がっているし、今まで母子分離出来ていたのに一体どうしたのか?とお母様が困っていらっしゃいました。

ABC記録(A:先行刺激 B:お子さんの行動 C:結果その後)をつけて行動分析をしました。
行動分析をし、その行動の機能が分かったところで介入方法を考えていきました。機能は関心引きでした。

お子さんがお熱出ていてお母様といつもよりずっと一緒にいて、たくさん甘えることが出来ていたのに、
先生が来てママに甘えられないのはなんで?とそのお子さん疑問に思っていたかもしれません。
そりゃそうだよなぁと思います。
この時間は先生と遊ぶ・お勉強をする時間だと説明しました。

今まで出来ていた行動は継続した方が良いと思いますし、
普段、先生よりお母様といる時間の方が多いと思うのでこの時間だけは先生に下さい!!!

ただ、ご家族と同室でセラピーをしている他のお子さんももちろんいらっしゃるので、
セラピー中の別室、同室はそのお子さん・ご家族によって異なります。
どちらが良い悪いという意味ではなく、ご家族が別室・同室によって起こるお子さんの行動によります。

今まで母子分離出来ていたのに出来なくなったそのお子さんに対しては、

「セラピー中はお母様のところに行かない」ことを介入としました。

介入を入れた初回は泣きの行動がありましたが、泣きの継続時間はなんと10秒足らずで、
セラピーを進めると一緒にやることが出来ていました。
その後、セラピー中に3回お母様の部屋に行こうとするのを止めると泣く行動(いずれも10秒内で止まる)がありましたが、
以降は見られなくなりました。早い!お見事!

今まで出来ていたことが出来なくなっていると不安になる気持ち、とてもよく分かります。
炊飯器の炊くスイッチが押しても炊けず、「なんで?壊れた?Why?」など疑問だらけになりましたが、
結局コンセント差してないだけだったのでほっとした気持ちと自分のアホっぷり、残念な気持ちを同時に味わいました。

母子分離できないことも、炊飯器のスイッチが反応しないことも問題行動でもなんでもありませんでした。

お子さんの行動に困りの時には、お気軽にチルドレン・センターまでご相談下さい。
ブログ画像たまご



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