チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

とあるABAセラピストの運命の出会い〜片想い編〜

今日は、私の片想いのお話について語らせていただきます。

思い起こせば大学院生時代。
今後の臨床は色々な理論の折衷が大切になる!
と言われ続け、広く浅く色々な
理論を見てきました。
どれも難しくて、途方に暮れていました。

ただただ子どもの臨床をしていきたい!
それだけは、軸として振れませんでした。

就活が始まり、色々なところを受ける中…
心の動きではなく目に見える行動を扱う応用行動分析。
子どもが好きならok!!!!

なんと魅力的なフレーズ!
それから無事、ABAセラピストとしてデビュー出来た私。

ただ…

行動の機能を分析することや、強化要素を見つけること、成功できるプロンプトを出すことなどなど、自分の課題は山ほどありました。
本当に難しい。正直ABAを舐めていました。

もはや、ABAへの片想いです。
なかなか振り向いてくれません。
エヴァンゲリオンで出てくるシンジの、逃げちゃだめだ!のフレーズを何度心で唱えたことか。

逃げずに頑張ってきて1年半、私に変化が訪れました。
子ども一人一人に合ったタスクアナリシスをたて、成功できる介入をして、褒めるという行動を毎日続けていた矢先…
自分自身も私生活で、出来ることからちょっとずつ取り組み、自分を褒めることができるようになりました。

ネガティヴ人間だった私が少しずつポジティヴ人間に変わっていったのです。

なんだか、もっともっとABAにはまっていきます。
絶対振り向いて欲しい!
その一心でした。

2年目、3年目、4年目…
まだまだ振り向いてくれません。

新しい理論がどんどん出てきて、ようやく自分のものに出来そう!
と思うと、またそっぽ向かれの繰り返しでした。

その後…
まだまだです。

でも、これだけ続いた片想いは初めてです。
本当に自分でもびっくりしています。
きっと、生涯のお付き合いになるんだろうと思っています。

知れば知るほど好きになる、本当に不思議です。
これ以上語ると宗教への勧誘のようになるので止めておきますが…

私にとってABAは、自分と子どもを成長させてくれるもの、そして守ってくれるものです。
それが体験できたことに感謝です。

これからも片想いを続け、色々情報収集していこうと思います。
いつか結ばれますように♡