チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

自閉症の子供がしつこい(友達にしつこくする)ので困っている

自閉症の子供がしつこい(友達にしつこくする)ので困っている

こんにちは、ABAセラピストの三松です。

最近、どんどん寒くなり街でも秋服を見る機会が増え、犬のフードをかぶっていた可愛いすぎる赤ちゃんに、つい何度も何度も「可愛いすぎないか?」と話しかけていました。

今回のテーマは【しつこい・友達にしつこくする】です。

自閉症の子供がしつこい、友達にしつこくするので困っているとご相談を受けたことがあります。

チルドレン・センターでセラピーをしていたお子さんでこんなケースがありました。

自分の要求に応じてもらえないと、その友達にずっと張り付いて、わざと遊んでいるおもちゃを崩す・取るなどという行動を毎回やっているお子さんがいました。

友達が毎回「やめて!」と言ってもやめないのでした。

そうすると、先生に言いつけに友達が来る、そして、先生が毎回その行動をしていることが分かり、先生も「やめて」とそのお子さんに言いました。

友達も先生も「やめて」と言っても崩す行動は続きました。

そのお子さんが何を求めているかというと、友達から先生からのネガティブな言葉、関心でした。

それが欲しいので、注意されても毎回毎回しつこく行動を繰り返すのでした。

ですが、なぜしつこい行動をするのかというと〝そのお子さんは友達が自分の要求に応じてくれないから”でした。

【問題解決をする】ことを目標行動としました。

介入方法は

・要求に応じてくれない時に提案、妥協する、先生に伝えに行くなど問題解決をさせる

・しつこい行動にはネガティブな関心(やめてよ!いけないんだよ!)を与えない

・友達・先生からのポジティブな関心(すごいね!一緒にあそぼう!)を与える機会を増やす

この3つの介入を続けていきました。

介入して3か月後、友達が要求に応じてくれない時には、しつこい行動はせずに先生に伝えに行くことが出来るようになりました。別人かと思うくらいでした…!

お子さんがしつこい、または友達にしつこくするので困っているなど、
気なる行動がありましたらいつでもチルドレン・センターにご相談下さい。

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