チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

応用行動分析学でお勉強?ゲーム?

応用行動分析学でお勉強?ゲーム?

こんにちは。お勉強と言われると「はあ」となりますが、ゲームと言われると「よっしゃ!」ってなりますABAセラピストのインフィールドフライです。

チルドレン・センターのABAセラピーは、ゲームと思ったらお勉強だったー!というプログラムもたくさんあります。

お勉強に対する回避が強い方に、もってこいのプログラムです。

今回はとあるお子さんのケースをご紹介します。

・そのお子さんの問題行動→他者からの質問を回避する

回避するのが、かなりの頻度でありました。

面白くて、知識もあるお子さんなのに、他者とのコミュニケーションの機会を失うなんて、大変もったいない。

そこで開始しました。

【トークンでのお勉強ゲーム】

トークンが、こちらが指定した数たまったら、強化(お子さんの行動を変えるもの)します。

質問は、お子さんが絶対答えられる質問(おなまえは?など)のみをします。

他者からの質問に答えたら良いことあったという経験を増やしていきます。

トークンでのお勉強ゲームを開始して2か月後、質問に対し、即回答してくれるようになり、

そして、3か月後、普段ABAセラピーをしている中で、質問に対し、回避をする行動が0になっていました。

ABAセラピストが質問すると、お子さんが回避はせずに面白い回答をしてくれて、セラピストがツッコミをするという一連を気に入ってくれたようで、ニコニコでお話してくれる姿に感動です。