発達障害と検索すれば、様々な情報がでてくる今、何が正しくて何が間違えていてと困惑する保護者も多いと思います。
夏休み前、珍しく親戚から連絡がありました。
「こどもが発達障害かもしれない···」どうしたらいいのか?
ということでした。
ただ、私の親戚は1ミリも心配も懸念もしていない感じでした。
そもそも、親戚だからちょっと聞いてみようというのにも、個人的にはびっくりしたのですが気持ちもわからなくもありません。
- うちのこども、なんとなくそわそわしている感じがする
- うちのこども、忘れ物が多い
- うちのこども、宿題が終わってないことが多い
「うちのこども、〇〇ができない」「うちのこども、〇〇もできない」と検索すれば、発達障害の項目が検索結果としてヒットします。
そこで私が親戚に告げたのは、下記の2点だけです。
1. 「保護者がどうしたいのか」を少し決めてみる(これは後に変更可能)
診断名を受けたいのか、何かを直したいのか、何かが生活や成長の阻んでいる印象なのかです。まず「どうしたいのか」を決め、クリニックの予約や、療育を検索してみることをおすすめします。
2. 実際にクリニックに予約をとる
たとえ親戚でもその場で判断はしません。
例えば医師も歯科医も同様に「クリニックに予約を入れてください」と言うと思います。BCBAの倫理コードでもそのように定められています。(以前BCBA®の試験を受けたときに、この問題が出ました)
親戚は私にこどもの様子を見て欲しいということではのではなかったのかと思います。少し相談することで、現在の状況把握とこれからの事を考えるきっけけとなったんだと思います。
きちんとした道順を通ることで、無駄な支援や無駄な心配を減らすことができます。
しかし、発達障害の情報は簡単に検索で出てきてしまいます。
やはり保護者は心配になりますし、様子をみると心配は膨らむので、ぜひ相談するなどの行動に移してみてください。
ちなみに、私の親戚のこどもは、そんな保護者の心配をよそに、有意義な夏休みをおくり宿題も私の親戚中ではありえないほど、早く終わらせていたそうです(笑)
写真は記事とは関係ありません。救急資格の更新をした夏でした (ニューヨーク市内 赤十字センターにて)