
ハリボーのグミはきっと無限に食べられるABAセラピストのインフィールドフライです。
チルドレン・センターでABAセラピーをしていたお子さんで、
残念ながらハリボーのグミではなかったのですが、
グミ欲しい時に「グミちょうだい」と自分から言わず、
大人が「グミちょうだい」と言うのを待っている行動がありました。
大人が「グミちょうだい」と言った後には、
すんばらしく明瞭にクリアに「グミちょうだい」と言えるのに、
お子さんから自発の「グミちょうだい」が不明瞭になり、
そして大人が明瞭さを求め、クリアに言えるまでグミをあげないと「キーッ(゚д゚)!」と怒って泣いたりしてしまっていました。
ご家族から相談を受けた時には、お子さんが泣いたら、
大人が折れて「グミちょうだい」と言い、
結局お子さん自身からは言わない負の連鎖に陥っていました。
お子さんに【自分から言うこと】【自分で明瞭に言うこと】の二つを求めていました。
ABAでは求める行動は1つです。
何個も求めてしまうと、何が強化(グミを貰えるのか)されるのか複雑になり混乱させてしまいます。
お子さんが、自分が言った言葉が他人に通じないなどの失敗したくないからで、
まずはお子さんから言語を言うなどの自発行動をどんどん褒めて行きました。
自分の言葉が他人に通じなくて「(゚д゚)は?」みたいな顔を一度でもされたら、
私も大ショックで話したくなくなると思います特に幼少期は!
まず初めにお子さんに求めた行動は【自分から言うこと】
する前にちゃんとお子さんに
「今日から先生じゃなくて、○○くんが「グミちょうだい」と言ってくれたらグミを渡すね」と説明をします。
お子さんがグミを欲しい時に大人は言語を言うのを待ち、
まずは不明瞭でも自分から言ってくれたら、
「グミちょうだい!」と大人も言ったと同時にグミをすぐに渡します。
実は【自分から言うこと】を求めている段階で、
既に自分からクリアに言えるようになってきていたので…、
なんとそのお子さんは【自分から言うこと】の行動を求めてから3週間で、
自分からでも明瞭に言えるようになってくれていたのです。
めちゃくちゃ格好良い!!