チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

誰の声?

誰の声?

こんにちは、チルドレン・センターのABAセラピストのインフィールドフライです。

ABAセラピー中、お子さんが遊んでいたおもちゃを
「お勉強やるから、一回終わりにするよー」ともらった時でした。

「いやー!」

…え?

誰…?

…誰の声?

実は「いやー!」と言ってくれたのは目の前にいたお子さんなのですが、
目の前の現実を受け止めずにいました。

なぜか受け止められなかったのかというと、
そのお子さんは、「あー」や「いー」など音声は出るのですが、
要求の時には音声は出ていなかったのです…。

嫌な時には、寝転がって動かなくなる行動をしていたので、
嫌な時に音声で伝えてもらって適切に回避をしてもらう
要求言語の練習をずっとずーっとやっていました。

なので、「うわあ!!!自分から上手に『いや』って言えたね!」
と言いながら、おもちゃを即時返却。

その日のその後もお子さんにとって嫌な場面に、ちゃんと音声を出してくれていました(感動)

チルドレン・センター
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