こんにちは。
このまえ、猫ちゃんのごはん・とろみタイプのパウチを開けたら、バシャっと浴びてしまいおさかな天国になったABAセラピストのインフィールドフライです。
チルドレン・センターで担当しているお子さんのプレイスキルが伸びてきているので、さらに向こうへ、次のターゲットへと進みます。
そのターゲットとは 『工作』でした。
粘土、お絵かきをしたり、はさみやのりを使って作品を作ったり、シールを貼ったりなどなど。
そのお子さんは習得が早く、セラピストが先にやり方(ぬりえは線の中を塗る、粘土は平らにして型を押して取り出す、赤いシールは〇の中に貼りりんごの木を作るなど)を見せて、次にお子さんにやってもらうと、その日の指導時間の中で、一人で出来てしまうくらいスキルが高いお子さんでした。
そんなお子さんが唯一、自分から「いや」と言ったのが『のり』でした。
しかも、のりの蓋を開ける前ところから「いや」と言っていました。
前情報で、ご家族からべたべたするものが嫌いみたいだとお聞きしていたので、「のりがべたべたするものだと知っているんだな、さすがだなぁ」と思いました。
私も手にのりがついて、べたべたするのは嫌という気持ちはよく分かるので、「のり手につくと嫌だよねぇ、絶対につかないようにやるね」と言いながら、蓋を開けて、のりを塗るまで絶対に手にのりがつかないように一緒にやることが出来ました。
ABAセラピーの中では、初めてやることだったので、必ずお手伝いをして成功させて成功体験を積んでもらいます。回避なく出来るようになったら、少しずつお手伝いを減らして自立で出来るようにしていきます。
自閉症だから発達障害だからではなく、のりを手で触りたくないと思うのは誰しも考えることだなぁと思いました。