ABAセラピーをするにあたって、強化し（行動が将来的に増えるための）の提示のタイミングはかなり重要です。指導を開始したばかりの時期は、お子さんが行動した後にすぐ強化する即時強化が効果的です。 

昔、チルドレンセンターに入社したての時の研修で、私が強化しを提示するのが遅かったときに、代表の松田に「料亭かっ！」とツッコまれたのを思い出しました。松田の的確なツッコミが大好き病みつき人間の一人です。 

いまでは鬼の速さでだすようになったインフィールドフライです。

即時強化は、日常の中にたくさんあります。タブレットなどの機械は即時強化のプロです。あの正確さ、素早さ、無駄の無さ、痺れます。

刺激選好査定（お子さんの強化しになるものを探す）を、チルドレンセンターのセラピーの中でしていますが、ゲームやアプリなどを紹介した時に、画面をタッチすると、すぐに音が出る、ものが出てくるなどの即時強化の経験をまず積みます。

それでも紹介してから、すぐに操作が出来るお子さんが多いです。 しかも遊んでいる途中で、広告などが出た時に、スキップボタン、×ボタン、閉じるボタン、完了ボタンなど自然と押して、格好良く操作している、お子さんのギャップにときめきが止まりません。

日常の素晴らしい行動に、周囲が即時強化ができれば問題行動もなくなるなと、つぶやく毎日です。