こんにちは!ABAセラピーをしていると素晴らしいスキルを持ったお子さんに出会うことがとても多いです。
今日は、3歳にして“塗り絵の神”としか思えないような、あるお子さんのお話をご紹介します。
出会いはプレイスキルの練習中に
ある日、代行のABAセラピーでご家庭を訪問していた時のこと。
そのお子さんはVB-MAPP(発達評価)に基づいたプレイスキルの一環として、塗り絵に取り組んでいました。している時に起きました。
乗り物が大好きな子だったので、選んだのは「山手線の新型車両」の塗り絵です。
色の選び方がまさかのプロ級
山手線といえば、緑色です。箱の蓋を開けたクレヨンを近くに置いておき、お子さんが使いたい色を選べるようにしていました。
すると、そのお子さん(3歳)は…
- 車体の外側を濃い緑色
- 内側を明るい黄緑色
で塗り分け、山手線の新型車両のあのグラデーションを再現していたのです!
ABA歴10年でも初体験の衝撃
私自身、10年以上ABAセラピーに携わっていますが、グラデーションで塗り絵をする3歳児に出会ったのは初めてでした。
あまりの衝撃に、写真を撮るのを完全に忘れてしまうという大失態……本当に申し訳ない限りです。
当の本人はというと…
お子さんに素晴らしいことを伝えていると、そのお子さんは至って冷静に塗り絵を続けていて、
「先生何一人でテンション上がってるの?」
とでも言いそうな表情だったので、お子さんからしたら出来て当たり前だったのかもしれません。本当に素晴らしかったのです。
おわりに
ABAセラピーは、お子さんの「困りごと」に寄り添うだけでなく、その子の持つ力や才能に気づく機会でもあります。
この日の体験は、私にとっても大切な「驚きと感動」のひとつになりました。
これからも、お子さんの中にある「すごい!」を見逃さず、たくさん引き出していきたいと思います。