
こんにちは、 ABAセラピストのおせんべいです。
寒暖の差が激しく、日ごとに着るものに悩む日々が続いています。
さて、今回は以前にもテーマに上がった「支度が出来ない」です。
以前の自閉症のお子さんはスキルがあるにもかかわらず、幼稚園では一人で出来なかったというケースでした。(三松のブログ)
今回の自閉症のお子さんは、ファミリーミーティングで、今まで自分で着替えさせてこなかったので、自分で出来るようになってもらいたいと、ご家族からのご相談があったケースです。
まずは、お子さんが何が出来ていて、何が出来ていないのかを確認しました。
手順を確認し、どうやったらそのお子さんにとってスムーズに着替えられるのかを検討しました。
そして、出来ているところは自分でやってもらい、出来ていないところは手伝い、次第に手伝う量を減らしていくことにしました。
まずは、ボタンを1個だけ自分で取ってもらったら、目一杯褒めて、あとは全部着替えを手伝ってあげました。ズボンも同じように 5㎝下げれたら全部手伝いました。
そして、ボタン1個から 2 個へ、ズボンも5㎝から 10 ㎝へと少しずつ自分でやってもらうことを増やしていきました。
一人で出来ることが増えてきているときにお子さんからふと、「手伝って」と要求がありました。
この自閉症のお子さんは着替えのスキルもターゲットとしている行動でしたが、言語で適切な要求をすることも大事なターゲット行動でした。
こんな時はどうしたら良いでしょうか。
着替えの練習もしたいけど、適切な言語での要求も強化してあげたい。。。!
そこでセラピストがとった行動は、「上手にお話ししてくれたね! うん、いいよー」と答えて手伝う振りをして、お子さんにきっちりと着替えてもらいました。