こんにちは、先日サッカーの試合を見に行き、スタジアムまでの道のりを興奮気味に歩いて行ったABAセラピストのおせんべいです。
さて、今回のテーマは「歩かない」です。
ご家族からお子さんがお出かけなどの時に自分で歩かなくて困っているとご相談がありました。
そのお子さんはおうちの中や幼稚園などでは歩けているのですが、ご家族とだと泣いてその場に座り込んでしまったりと自分で歩こうとはしなかったのです。
そうなってしまうと、ご家族も抱っこして移動をせざるをえなかったとのことです。
確かに、自分で歩くより抱っこしてもらった方が楽なのですが、年齢的にも自分で歩くことが求められていたので一人で歩くことを目標にしました。
ポイントは、もともと器質的に歩けないわけではなく、そのお子さんが選んで歩いていないということと、泣けば歩かなくても済んでいたという点です。
そこで、自分で歩いたら泣く前に抱っこで強化をするという介入を入れました。
最初にこれから5歩だけ歩くよ、歩けたら先生だっこするねと説明をし、泣いていないことを褒め続けて5歩進んだら抱っこをして進みました。
そして、泣いている時は抱っこをしないようにしました。これを少しずつ距離を伸ばして繰り返していくことでしゃがみ込んだりせずに自分で歩けるようになりました。
お子さんが歩かなくて困っているなど、お困りのことがございましたら、ご相談ください。
関連記事(ご参考情報)


自閉スペクトラム症(ASD)の定義と特徴/具体的な事例もご紹介
保護者から「うちの子は自閉症だと思う」とご相談を受けたり、学校の職員から「あの子ってアスペルガーですよね」といった質問を受けることがあります。今回は、自閉ス…