
先日、片方のお箸が別のお箸でもごはんを食べ終わるまで気がつかなかった
ABAセラピストのインフィールドフライです。
今回のしゃべくりABAは、着替えを嫌がる子供のお話です。
チルドレン・センターでABAセラピーをしていたお子さんが、
着替えをするというスキルはあるのに、着替えを嫌がり自分で着替えませんでした。
でも、確かに着替えって面倒臭い時がありますよね。
「着替え嫌だ( ˘•ω•˘ )!」とお子さんが言い、
ご家族が「なんでよ!自分で着替えてよ!」とそのやり取りが続き、
結局ご家族が折れて着替えさせていました。
応用行動分析学ではどうしたかというと…。
重要な機能分析を必ず行います。分析すると、【関心引き】の機能でした。
まずは、お子さん「着替え嫌だ!」、
ご家族「着替えるよ!」のやりとりをする前に、
結局ご家族が着替えをさせてしまうのならば、
もう最初から手伝うことをし、
適切行動(着替えをする)に関心を与えていき、
着替えを成功した体験を増やしていきました。
そして、嫌がらずにご家族と一緒に着替えをすることが出来てきたら、
着替えを一人でやってもらう所を少しずつ入れていきます。
例えば、ご家族が足を入れるまで手伝い、
最後ズボンをあげるところはお子さん一人で行ってもらうなどです。
次はズボンをお子さんの目の前に置いて「置いておくねー」のみ言い、
周りの大人は定位置から動かない、見に行かない、声掛けをしないことを徹底。
そして、着替えが終わった時点で「上手に履けたね!頑張ったね!」など声掛けをしました。
半年後、、、
大人の指示がなくても、お子さんから一人で着替えが出来るようになりました。
しかも、着替えを素早くできるという完璧っぷり。