
オレンジ色だと思って買った時計が赤色だったABAセラピストのインフィールドフライです。
(*暖かい色の照明にはお気つけ下さい)
チルドレン・センターでABAセラピーをしていたお子さんで集団の場で固まって泣き出すお子さんがいました。
集団の活動を行っている時にそのお子さんが泣き出したら、
一人、先生が寄り添って落ち着くまで別室に移動をしていました。
本当に集団活動が苦手なのか?
応用行動分析学で一体なぜ固まって泣く行動が出ているのか調べました。
集団行動が苦手ではなく、行動の機能は【関心引き】でした。
ABAセラピー、グループトレーニングでは何をしたかというと…。
*前倒しに関心を与える(指示を出す、コメントをする、質問をするなど)
*リーダー役になってもらう
*先生の横のポジションのアシスタント係をしてもらうなど、
関心をたくさん与えていく作戦です。
そして、固まって泣いても「大丈夫?」「どうしたの?」など
泣いていることに関して言及は一切せず、
他のお子さんと別室にすることも一切しません。
そんな作戦を続けて、疾きこと風の如く、2年が過ぎました。
2年という長期戦後には、集団に入っても固まらないですし、
泣くこともなくなりました。
泣かない方が先生ともお友達ともいっぱい遊べますし、
たっくさんお話が出来ることを知ってくれたそのお子さんは、
2年前は泣いて口数が少なかったのに、
自分からペラペラペラペラペラペラとお話をたくさんしてくれるようになっていました!