チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

【ABAセラピーにおける子ども達の成長】

【ABAセラピーにおける子ども達の成長】

はじめまして、ABAセラピストの心(シン)です。

チルドレンセンターでABAセラピストになって、数年経ちますが日々お子さんから刺激と元気をもらっています^_^

今回は、お子さんの成長について。

最初に担当したお子さんは、要求言語(mand)を中心に練習をしていました。

ご家族からは、「こだわり」が強いとお話があり、少しでも自分の中のルールにそぐわないと叫んだり、叩いたりといった行動がありました。

そこで、ABAで使う方法の1つ「モデリング」を使って、「叫ぶ」「叩く」行動が出る前に言葉で要求を伝える練習をしていきました。

「モデリング」とは、言わせたい言葉をセラピストが言い、その言葉を真似して言ってもらう方法です。そうすることで、この時はこの言葉を言えばいいんだという知識が身についてきます。

例えば、

セラピスト: 「やりたくない」と言う

お子さん:セラピストの真似をして「やりたくない」という

セ:「そっかやりたくないのね。わかったよ。上手に言えたね!」と言って要求に応じるなどなど

そのお子さんは、言葉を話せば、自分の思いが伝わるんだ!ということがわかってきて、叫びや叩きもなくなり、言葉で伝えてくれるようになりました。

また今では言葉だけではなく会話の幅も広がり、アカデミック課題も積極的に取り組むようになりました。

お子さんの素晴らしい成長にいつも元気をもらっています。