寒すぎて逆にテンションが上がったようで
「寒いー!!!」と叫び出す元気な女子学生集団を街中で見かけて(心の中:分かるー)と
その横を通りすぎて行ったABAセラピストのインフィールドフライです。
しゃべくりABAで【叫ぶ】については以前もお話をしたことがあると思いますが、
世の中にはいろんなお子さんがいらっしゃる、
つまりチルドレン・センターでセラピーをしていたお子さんも【叫ぶ】もいろんなケースがございます。
実は今【叫ぶ】お子さんを担当していてホットでありとても微笑ましい結末を迎えたので、また違ったケースをお話しさせて頂きます。
「やだー!」「おしまいー!」などとお話が出来るのに、
お勉強をやっている時に言語で言わず、かなりの大音量で「あーーー!!!」と叫び、
言語コミュニケーション取らず、叫ぶお子さんがいました。
「あーーー!!!」だけだとなんで叫んだのか他者も理由が分からず、
お子さんも他者に自分の思いを伝えることが出来ていませんでした。
以前も取り上げましたが、【叫ぶ】こと自体は別に全く問題行動でもなんでもありませんし、
叫んだ前と後に何が起きているかが機能分析を行うための鍵です。
言語スキルがあるにも関わらず【叫ぶ】でコミュニケーションを取っていることが、
問題行動です。
叫んだ後に周りが「え?どしたどした?」と普通はなると思います。
そうするとお子さんは(´◉◞౪◟◉)ニヤニヤっと、
叫ぶと心配してもらえるのか、関心貰えるのか!とウッヒッヒーと学習をします。
スポンジのように凄まじいスピードで吸収していくのです。
ご家族は、お子さんが叫ぶ頻度も多くうるさいので、
イライラしてしまうし、どう接して良いのか悩まれていました。
ABAセラピストは機能分析をし、機能が『関心引き』であることが分かりました。
介入したこと→お勉強指示を出した後に、叫んだ場合は必ず応答する
(叫んだことではなく大人が出した指示を遂行しているかどうか)
♦とあるお子さんとABAセラピストのやり取り(セ:セラピスト、お:お子さん)
ABAセラピスト:「お勉強やって」
お子さん:「あーーー(゜o゜)!!!」
セ:「お勉強やってないよ、やらないの?」
お:「やらない!」
セ:「あぁ、いいよ」
セラピスト:お勉強セットを机からいそいそとどける
10秒後
お:「先生、やる!」
セ:「えっΣ(・ω・ノ)ノ! はい喜んでー!」
セラピスト:急いでお勉強セットを出す
なんと、一緒にお勉強を行いました。