こんにちは、この暑すぎる夏、熱中症にお気をつけください
ABAセラピストのインフィールドフライです。
チルドレン・センターでセラピーをしていたお子さんで、
自分の遊びたいもの、やりたいものはどんどんやりますが、
大人からの指示やお勉強は怒って拒んで一切やらないお子さんがいました。
ABAセラピーでは、お勉強の終わりがはっきり分かるように、
先生の質問に10回答えたら、ご褒美と交換(おもちゃで遊べる、お菓子が貰える)
と説明しました。
紙などに10個空欄を作り、質問に答えたらシールや✓マークなどで空欄をうめていきました(トークンエコノミー)。
お勉強の終わりがはっきりと分かり、
お勉強が終わったら遊べることを理解してくれたそのお子さんは、
説明したその日その後には、すんなり受け入れて質問に答えてくれていました…。
え?
「お勉強なんて絶対やらないよ(#^ω^)イライラ」と言っていたあのお子さんは一体どこへ…!?
と内心あせあせしながら、私は質問をしていました。
そしてしかも全て正解を答えられるという優秀っぷり。
運筆など質問以外の課題も出来ていました。
どうやら、先生(ABAセラピスト)がきた!=先生がいる間はお勉強をずっとやらなければいけない、
のかと思っていたみたいです。
ですが、ABAセラピー内で、お子さんが遊びだと思っていること実はお勉強だったりします。
おもちゃで遊びながら、要求言語を言うお話のお勉強をやっていますし、
遊ぶにも遊ぶ力がなければ遊ぶことが出来ません。
「青い箱にプラレール入っているからもっておいで」という指示を理解する練習や、
プラレールをつなげることはマッチング課題ですし、
プラレールで遊びながら出てくる言語(ガタゴト、駅にとうちゃーくなど)も表出言語だったり、
何語文でお話していたのかは言語構成だったり、
「それなんて電車なの?」に答えてくれることも会話課題だったりするのです。
なので、実はずっとお勉強してくれているのでした(`・ω・´)