こんにちは、ABAセラピストのインフィールドフライです。
子供を呼んでも反応がない…とチルドレン・センターで
ABAセラピーをしていたご家族からご相談されました。
じつは、おやつの時間に「おやつたべよ~、〇〇ちゃんおいで~」の呼びかけに反応して、
来てくれていました。
ズバリそれは、呼んでも反応出来るということであります(◎_◎)!
そして、お分かり頂けただろうか…。
そのお子さんが音声指示を聞き分けている頭の良い曲者だということを!
そんな曲者のお子さんには得をする指示や声掛けしかしません。
例えば、工作(そのお子さんにとって行動が変わる強化し)やるのでイスに座ってなどです。
他者からの声掛けを楽しいものに変えて、関わるとこんなに得するんだ、
良いことあるぞとポジティブな経験を増やし、他者からの声掛け=やりたくないこと、
となっているのを取り除きました。
やりたくないことの指示が出たら無視をしたくなりますね、誰だってそうする俺だってそうする。
介入し始めてから、1年が経ちました。
体を引っ張って座らせることをしなくても、
音声指示のみで座ってくれる、反応してくれるようになりました!
また、指示は全て指示通り聞く必要もありません。
適切に回避をする、交渉する、なぜ嫌なのか理由を言うなど、
無視をしないで反応すれば良いかと思います。
無視をしてしまうと社会参加率が下がり、
せっかくお話ができるのにコミュニケーションする機会が減ってしまいます。
例えば、「それやりたくないよ」や「もっとあそびたいから、ちょっとまってて」、「難しいからやだ」など。
ABAセラピーでは言語練習もあります。
適切にコミュニケーションを取る(適切に回避する)ことが目標です。
そちらも同様に介入を進めていたので、やりたくない時に無視ではなくちゃんと「やだ」と言ってくれるようになっています!