チルドレン・センター

ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

「輝く虹色のスライム」

「輝く虹色のスライム」

~20××年10月下旬~
「ねぇねぇ先生!おれ、スライムやったよ!」
「スライムやったってなに?どういうこと?」
「あれだよあれ、なんか学校でやった」
「(ハロウィンが近いからハロウィンのことかな)あ、ハロウィンだから、学校でハロウィンパーティをやってスライムの仮装をしたということ?」
「そうそれ!」

説明が足りーーーーん!!
こんにちは、ABAセラピストのインフィールドフライです。

チルドレン・センターでABAセラピーをしていたお子さんの説明が足りなかったので、
セラピーの中で起こったことや、本、動画や好きなアニメなどを見て
「どこでだれがなにをどうした」と、丁寧に状況説明をしてもらいました。

その練習を始めるにあたって、出だしで「間違えちゃった…(´;ω;`)うっ」と
自信を失ってもらいたくないので、必ずセラピストがお見本を見せて
成功体験を増やしました。
それからだんだんとお見本をするのを減らして行きます。

それは、その状況説明練習を続けて、8か月後にある日突然起こりました。

状況説明をテスト形式で最高100点と設定をしていました。
自立で言えたら高得点で、自立で言えば言うほど点数が増えていきます。

始めた頃は50点、半分の点数でした。
8か月経ったその日の点数はなんと『100点!!!』
今まで取った点数の中で最高得点でした…!

ちなみに最高得点を取った後のハロウィンのことはそのお子さんから話してくれて
「おれ学校でね、ハロウィンパーティして虹色のスライムやったよ!」と、
スライムまでもパワーアップしていたのでした。おめでとう!!
紫猫
チルドレン・センター