
こんにちは。
推しキャラが地上波初登場になり、最近目頭が熱くなったABAセラピストのインフィールドフライです。
応用行動分析学ですぐ泣くお子さんの原因を調べて行きましょう。
チルドレン・センターでABAセラピーをしていたご家族の一例で、
おもちゃのお片付けの時にすぐ泣いて嫌がるとご相談を受けたことがありました。
まず、お子さんが泣いた時の、前後の環境を見て行きましょう。
前の環境(先行条件):保護者が「じゃあ、おもちゃ片づけるね」とお子さんが遊んでいたおもちゃを片づける
お子さんの行動:泣いて保護者にしがみつく
後の環境(後続条件):「じゃあ、もうちょっとね」と保護者が頭を撫でながら言って、お子さんがおもちゃで遊ぶ
どのご家庭でも見る普通の光景かなと思います。
ABAは発達障害や自閉症以外にも有効です。
そして、この泣く行動の原因は、お子さんが泣くと、
お子さんにとって良いことが起きている(おもちゃ遊び続行可能、あやしてもらうなどの人からの関心)からです。
泣いたらよしよしヾ(・ω・`)してもらえて、おもちゃが出てくると分かっているなら、泣くしかない!
子供は大好きな楽しいものでずっと遊んでいたいですし、
終わりにしたくない気持ちは誰にだってありますし、
大人の都合でおもちゃ終わりにしたら、そりゃ怒るのは当然だと思います。
お子さんがすぐ泣くことによってご家族が困ってしまった、
他者から言われたことに対し、言語やジェスチャーを使わずにただ泣くだけになってしまったということ。
他者に伝わらず、コミュニケーションの機会を失ってしまったことです。
上の例で考えると、おもちゃで遊んでいるのであれば、泣く前に保護者が、
お子さんが本来言うべきセリフ「だめだよ」「もっと遊びたい」「片づけないで」などを言い、
お子さんに真似をしてもらってからおもちゃで続きを遊んでもらいます。
泣いてから良いことは無し、言語でのコミュニケーションを徹底した場合、
そのお子さんはなんと2か月の戦いの末、ただ泣くではなく、
ちゃんとネガティブな要求「だめだよ!」とちゃんと言語で言ってくれるようになっていました。
学習が早い!!
チルドレン・センター