ABAセラピーを行う上で、教材選びも大事にしています。
お子さんの中には、カードや本では課題の回避があるが、パソコンを使っての課題は集中して行うお子さんもいます。
チルドレンセンターでは、感染症拡大の影響により、去年の春から新たにテレヘルスというオンライン指導が追加されて、そこで多くのパソコンで行う教材がうまれました。
そこで目にしたのは、普段課題提示で離席などの回避があるお子さんが、パソコン教材になると、しがみついてがんばる姿でした。
なぜ、そのようなことが起きているのか。
パソコン自体がそのお子さんの強化要素として働いているからか!と思いました。
3語文がターゲットになっているお子さんも、パソコン上での動画を見せながら、
「ドラえもん、どら焼き食べてるねー」
「のびたくん、勉強してるねー」
など、すばらしく自然とお話をしてくれる姿も見られ、うれしく思います。
指導がうまく進められないと思ったら、教材の見直しも検討し、お子さんがより良く学習できる環境を作っていくことが大事です。