こんにちは。ABAセラピストのしんです。
自閉スペクトラム症のお子さんの中には、物の名前を言うとわかるのに、自分ではその物の名前を言えないというお子さんがいます。
ABAセラピー中
セラピスト:
本を見せながら、「電車教えて」
子ども:
これ!と指させる
セラピスト:
電車を指さしながら、「これ何?」
子ども:
「•••」
といったように。
チルドレンセンターでは、そういったお子さんのために、「PEAK」というプログラムを行うことがあります。
それは、物の関係性フレーム理論をもとにして、A=BはB=Aといったことができるようになることを目的としています。
また、
A=B,B=Cとなった場合に、A=Cがわかる、といった複数の関係フレーム理論も練習することもあります。
数ヶ月前には、上記のように、名称が答えられなかったお子さんでも、今では
セラピスト:
電車を指さしながら、「これ何?」
子ども:
「でんしゃ!」
と言えるようになり、
電車が〈線路をはしるもの〉とわかれば、
セラピスト:
電車を指さしながら、「線路をはしるものは?」
子ども:
「でんしゃ!」
とも言えるようになりました。
関係フレーム理論を理解すれば、頭の中でどんどんそのものについての知識が結びつけられていき、色々な方向性で学習ができると感じました。