こんにちは、ABAセラピストのインフィールドフライです。
【強化し】と聞くと、おもちゃだったり、遊びだったり、人からの関心などが多いですが、チルドレン・センターでABAセラピーをしているとお子さんの中にはお勉強が強化(行動が変わるもの)になるお子さんもいらっしゃいます。
分類のお勉強:食べ物の仲間を5個教えてというお勉強 などが強化になっているお子さんがいらっしゃいました。とは言いましても最初から強化なわけではなかったです。
・お勉強の開始時
セラピスト:「食べ物の仲間5個教えて。カレー、ラーメン、ごはん、おにぎり、うどん」
お子さん:「カレー、ラーメン、ごはん、おにぎり、うどん」セラピストの真似をしてお子さんが言う。
絶対失敗させないよう、先に答えを教えて、少しずつヒントを減らしていました。
すると、3週間後にはもう最後の1個は自立で答えることが出来てきて、最終的には(約2か月後)5個全て自立で言えるようになり、このお勉強はマスターになり、次の課題へ進みます。
そのお勉強がマスターした後、セラピーを開始すると、「仲間教えてやりたい」などと要求してくれるようになりました。
お勉強よりも先におもちゃで遊びたいならよく要求として聞くのですが、お勉強を要求されることは中々なく、もうマスターした課題をまだ要求してくれるなんて、自ら進んで話すことが楽しくなったと伝えてくれているようでニコニコ(^^)してしまいました。
そして、さらに驚かしてくれました。
セラピー内でセラピストが教えたものとは違う答えをお子さん自身が考えて言ってくれていたのです。
・お勉強を開始してから2か月後以降
セラピスト:「食べ物の仲間5個教えて」
お子さん:「ハンバーガー、ナゲット、ポテト、サラダ、パンケーキ」
マクドナルドのメニュー!?
ABAセラピー終わりのご報告の際に、あとからご家族にお聞きしたら、マクドナルドが大好きだとのこと。とっても癒されました。