こんにちは、今回はVB-MAPPのリスナーのプログラムについてお話します。
聞くスキルのプログラムになります。
話している人物とアイコンタクトが取れる、自分の名前を聞いて反応する、自分の好きなものを取る・触る・見る、指示が分かる、いろんな種類の車でも「車」と言われて取る、色・形が分かる、位置や場所が分かる、形容詞・副詞の反対語が分かる、3段階指示が分かるなどです。
チルドレン・センターはまずアセスメントを取り、お子さん一人一人のプログラムを作っています。
その中に、リスナープログラムを進めて行くにあたって弊害(バリア)となる行動、指示の回避が強いお子さんももちろんいらっしゃいます。
指示の回避が強いお子さんのプログラムは、回避が出ないように指示を出さないというセラピーを行うケースもあります。
指示が出せなきゃ、一体どうやってABAセラピーをセラピストは進めて行くのか?
ケースによって本当にそれぞれ対応は異なりますが、以下一例です。
・絶対入らない指示は出さない(ベースラインを取ってどの指示が入るのか入らないのか確認します)
・今まで出来ている指示は出すが、絶対回避させないよう必ず環境設定と強化しを用意する
〇お子さんが好きな工作の場面「工作するから、はさみ出して」
机の上には工作の道具のみ(環境設定)指示を聞いた先に工作が出来る(強化)
・指示の出し方を変える
〇おやつ食べる時にわざとスプーンを出さない状態(環境設定)
セラピスト「スプーンないね」
→おやつを食べたいお子さんはスプーンを取ってくる
→おやつが食べられる(強化)
〇トミカで遊んでいる、車を見える場所だが遠くに置いている状態(環境設定)
セラピスト「車向こうにあるね」
→車で遊びたいお子さんは車を持ってくる
→車で遊べる(強化)
人からの指示=お子さんの遊びが終わりになる、または止められるなど嫌悪刺激にならないように、環境設定をして、強化しを用意して、ABAではセラピーしています。
以上、インフィールドフライでした。