行動科学の学術誌の1つである『Journal of Contextual Behavioral Science』誌(電子版)に、研究論文
「日本の自閉スペクトラム症児の保護者を対象にしたアクセプタンス&コミットメントトレー二ングの効果の検証(日本語訳)」
“The effect of brief acceptance and commitment training on values-based behaviors of Japanese parents of children with autism”が掲載されました。
近年、他分野に渡りACT*(アクトと読みます)の活用が実証されています。
本研究では、保護者の方が日常的に抱える悩みやストレスに焦点を当て、保護者一人ひとりがそれぞれ大切している価値を再確認した上でご自身の思考や感情との向き合い方をACTを通してトレーニングしていきました。
本研究を通して、行動分析家として、研究者として、また一個人として、様々な事を一から学ばせて頂きました。
何より、本研究にご参加して頂いた保護者の方に心から感謝申し上げます。
*ACT(アクセプタンス&コミットメントトレーニング)
行動分析学、機能的文脈主義から生まれ、関係性フレーム理論を基礎に置いたエビデンスベースのトレーニングです。
ACTでは、目に見える行動だけでなく思考、感情、感覚、記憶など目に見えない私的出来事に着目して心理的柔軟性の向上を目指していきます。
2023年7月19日まで以下のリンクから全文閲覧可能です。
ご興味ある方はぜひご覧ください。
https://authors.elsevier.com/a/1hA5e7s%7EyKP-oz
チルドレン・センターは、今後も学ぶことを止めず、スピード感を持って、世界中の学会で得た知識を指導に取り入れると共に、研究発表などで世界に発信していきます。