ABA(応用行動分析学)で自閉症を療育

絵カードでのコミュニケーションは音が出なくなる?

こんにちは、ABAセラピストのおせんべいです。

ミーティングなどで、お子さんに応じてPECSなどの絵カード等のコミュニケーションを入れようとなることがあります。

そのような時にご家族から質問で、
『絵カードなどでコミュニケーションをとるっていうことは音声でのコミュニケーションを諦めるということですか?』というものがあります。

絵カードでコミュニケーションが成立してしまったら言語を出さないんじゃないかとご家族が心配する気持ちもわかりますが、
ただカードを渡してもらって要求を通すのではなくてしっかり音声も求めていきます。
そして、絵カードなどでコミュニケーションをすることで言語が抑制された!という研究はありませんのでご安心ください。

「絵カード=言葉を使わない」のではなくて、「絵カード=言葉でのコミュニケーションの補助」と考えていただいた方がよいかもしれません。

もちろん、言語で全て適切に伝えられたら、素晴らしいですよね。
ただ、お子さんの今の段階では少し難くて、伝えたいことがたくさんあるけど、
周りの人はわからないなんてこともあります。音や言葉が出ないからと言って、伝えたいことがないわけではないですよね。

このように伝えたい事はあるのに、伝わらなかったらどうなるでしょうか。
きっと、伝えることをやめてしまうとか、伝わらなくて、いらいらして癇癪を起すなど別の行動の問題が出てくるかもしれません。

絵カードなどを使ってコミュニケーションを取ることでやりたいことができたり、
欲しいものがもらえるなど得をする機会を増やすことや、「大きいクッキーがいい」とか、「トマトは食べたくない」など細かい要求も伝えることができるようにもなります。
また、伝わらないことが減るので癇癪なども減っていきます。

つまり、そのお子さんだけが得をするのではなくて、そのご家族もお子さんが何をしたいのか、
欲しいのかを理解することが出来るようになることでコミュニケーションがとりやすくなると言えます。

また、最近ではスマートフォンやタブレットのアプリなどでも種類が増えてきていてお子さんのスキルや要求に合わせて選べるようになってきていて、代わりに音声が出るものまであります。

お子さんとのコミュニケーションなどでお悩み、お困りの際はお気軽にご相談下さい。
PECS



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